2009年12月14日 (月)

2009年12月12日(土)通常練習

第5回演奏会が無事終了した翌週の練習はお休み。

師走の週末のひととき・・・。
演奏会の余韻を楽しむも良し。団員専用ページのライブ音源を楽しむも良し。
演奏会前に無理をさせた職場や家庭への時間還元に使うも良し。
皆、それぞれの時間を過ごしていただろう。

しかし、演奏会明けの練習1発目というのは、団の運営を預かる者として注目していることがある。
それは、言わずもがな出席率というパラメターである。
結果、64%・・・。

Photo_3

これは、欠席した36%の団員達が全員が全員といかないまでも、
やはり演奏会直前の重要な時期に、みんながいろんな予定を強行調整した影響が出た・・・、
そう考えるのが、素直だろうか。

何がともあれ、ここに練習は再開された。

もう一つマネージャーとして、演奏会明けに注目していること。
それは、新団員の動向である。

演奏会を聴いて下さったお客様が、演奏会明けに入団するか否か。
それは、演奏会の成否の一面を占うものと理解している。

そして、この日、期待通り見学者の来訪があり、何と即日入団に至ったのだ!
(本家ホームページ・ニュース欄で詳述。本エントリでは、あらためて、後段で触れたい)

■場所 前橋中央公民館(46スタジオ)

■出席人数16名(T1:3 T2:3 B1:4 B2:6) 出席率64%

■練習内容

 小団副レパートリーである、「ふるさとの四季」。
 今日は、久しぶりにこれを練習。

 第4回演奏会(2007年11月開催)では正式レパであったが、
 これまで二年間は、主にお座敷コンサートで歌う機会を得てきた。

 しかし、2010年は、再び正レパートリーに昇格し、新たな四季のうつろいを表現すべく、
 新たな体制で練習にいそしむ予定だ。

 当然、2008年以降の入団の方もいるので、T系B系に分かれ、音をさらう。
 ただし、古参団員には、当時の指揮者の指示事項(重要部分のみ)を注意喚起しながら音取りを進め、
 旧パートで歌っていた団員も、この日から現パート譜を歌うことに。 


 出席率などという、至極ローカルな話で始まってしまったが、
 そんな合唱団の事情とは関係なく、我々を待っていてくれる人達がいる。

 そこで、「ふるさとの四季」を歌う。
 それはあたかも、あなた達の素晴らしい人生を再び辿るかのようだ。
 あなた達の心の中の四季。それこそ、私達が歌を通して揺さぶりたい本質だ。

 屈託のない笑顔と、真っ直ぐな眼差し。
 合唱を聴きたい、一緒に歌いたい・・・。
 それだけでいい。

 来年2月21日。
 また、会いに行きます。

 
■連絡事項

 (指揮者より)
  ・2~3日中には新レパートリーを決定予定。
  ・「ふる四季」以外に、次回練習時にお持ちいただきたい楽譜は次の通り。

   Begin The Beguine
   Memory
   君といつまでも
   夕焼小焼
   ふるさと(ユニゾン版)
   

 (事務局より)
  ・次回練習は12月19日。練習場所は同じ。
  ・第5回演奏会の反省会(総括)は年明けに実施予定。

■特記事項

  さて、見学者の件。
  先述のとおり、この日練習見学においでになった和田啓助さんが、即日入団された。
  先々月の前田さん、先月の大友さんに続き、三ヶ月連続の入団という快挙に団員一同歓喜の渦!

  詳細は、本家ホームページ・ニュース欄で詳報することとしたい。

  【下の画像は入団宣言後、団員からの握手攻めにあう和田さん(赤いセーターの方)】

091212_3



 

 

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2009年12月12日 (土)

柳川市、北原白秋作詩・名曲改編予算案で紛糾 ←別にいいんじゃない?

【記事引用】

柳川市「子ども歌いにくい」 白秋の名作を編曲? 
市が委託予算案提出 「この道」など3曲 地元に戸惑いも

       
            =2009/12/07付 西日本新聞朝刊=         
       

  福岡県柳川市出身の詩人北原白秋(1885―1942)の名曲がイメージチェンジする?-市が12月定例議会に提出した本年度の一般会計補正予算案「北原 白秋作品編曲業務委託料」が、市議会で波紋を広げている。市側は「子どもたち向けに編曲し、白秋作品に触れるきっかけにしてもらいたい」と説明するが、一 部市議は「白秋の地元だからといって、歌い継がれてきた日本の名曲に手を加えるのは恐れ多い」などと反発している。

 編曲対象は、この道は いつか来た道―の歌詞で知られる「この道」をはじめ「帰去来」「砂山」の3曲。いずれも白秋の代表作で、この道と砂山は、山田耕筰が作曲を手がけている。 市は提案理由に(1)小中学校で「白秋離れ」が進んでいる(2)変声期を迎えた子どもには歌いにくく、授業時間の削減もあって原曲では指導が難しい-こと などを挙げ、再来年に同市で開かれる県の中学校音楽研究大会で披露する考え。

 市は予算案に委託料50万円を計上。音楽の教科書会社3社か ら見積もりを取って委託先を決め、著作権の手続きも委託先に依頼する。基本的な主旋律は変えない形で、小学生向けにピアノ伴奏の合唱曲、中学生向けに吹奏 楽の伴奏曲を作る。北川満教育長は「原曲の良さを保ちながら、歌い、語り継いでいきたい」と強調する。

 市側の言い分に一定の理解は示しながらも「あまりに唐突な提案で驚いた。お金や見積もりで決める話ではないし、一体どんなものができるのか」と不安を漏らすのは佐々木創主市議。

 地元で顕彰活動を続ける白秋会の大城昌平会長(62)は「歌いにくいと言っても、慣れ親しんだ曲調を変える必要性があるのか」と意図を測りかねて、戸惑いを隠せない。

 今なお、全国で親しまれる白秋の詩歌。7月には、カナダを訪問された皇后さまが現地の病院で、白秋作詞の「揺籃(ゆりかご)のうた」を歌い、話題を呼んだ。市は「関係者のコンセンサス(同意)を得て実施したい」としており、成り行きが注目される。

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大変申し訳ないのだが、この記事・・・
というか、柳川市議会が何を問題にしているのかがよく理解できない。

「この道」「砂山」といった名曲を新たに編曲して、
子供達に合唱曲や器楽曲としてのまた違った断面を与えるというのだ。
編曲者の意図も大きく影響するだろうが、これに戸惑う必要があるのか、
大いに結構な事だと思うが。

原曲の良さを保持するのだから、著作権さえクリアできれば、別段問題ないのではと思ってしまう。
合唱の世界に浸かっていると、いろんな曲を勝手に編曲して歌うことが多いので、
アレンジすることへの罪悪感は確かに少ない。

例えば、ご存知「この道」などは、音域が意外に広いので、
変声期の年頃の男子にとっては、難易度の高い一曲であることは間違いない。

そんな曲を、高音の出る女子と共に力を合わせて歌い上げる合唱曲または器楽曲として、
新たに編曲し直して、あらためて北原白秋と山田耕筰の合作を身近に味わおうという試みである。
編曲者の能力にもよるが、また違った新しい白秋や耕筰の一面に出会える可能性もあるのにだ。
私にはGood Jobに思えるのだが、いかがなもんだろう。

市政をチェックするのが市議会の役割であるが、
くだんの市議が、音楽に対する無知を棚に上げて、大騒ぎしている事実が一番痛い。
取材した記者も、真に受けて、わざわざ記事にすることもなかろうに。

それにしても、3曲で50万かい。1曲17万くらい?
単価的には高い気はしますね。
まぁ、高いか安いかはどんな編曲ができてくるかによるね。
場合によっては、ある水準以上の作品でなければ、作り直しを要求するとか・・・。

50万円とはいえ、血税を使って得た成果は、
然るべき目や耳を持った担当官によって厳しく審査の上、検収されるべきでしょうけど。



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2009年12月 7日 (月)

事業仕分けで文化芸術予算削減へ ←芸術がわからぬ政治家を総選挙で勝たせてしまったのは誰?

【記事引用】<事業仕分け>

日本オーケストラ連盟など抗議 交流予算の縮減で


読売新聞(2009.12.7 13:51)


 政府の行政刷新会議が、事業仕分けで芸術家の国際交流の予算要求の縮減が妥当などと判定したことに対し、日本オーケストラ連盟などが7日、抗議を表明した。指揮者の尾高忠明さんや外山雄三さん、作曲家の三枝成彰さん、ピアニストの中村紘子さんらが東京・丸の内の東京国際フォーラムで記者会見を開いた。

 事業仕分けでは、日本芸術文化振興会や芸術家の国際交流の予算要求の縮減が妥当と判定され、伝統文化子ども教室事業、学校への芸術家派遣、コミュニケーション教育拠点形成事業は国の事業として行わないと判定された。日本オーケストラ連盟と日本演奏連盟、日本クラシック音楽事業協会などは、芸術の質の低下は避けられず、豊かな人づくり、社会づくり、国づくりの沈滞、国際社会におけるわが国の地位低下を招くとして再考を求めている。

 事業仕分けをめぐっては科学技術予算にも削減や見直しが相次いだことから、ノーベル賞受賞者らが11月25日に記者会見を開いて抗議。また、スポーツ予算の縮減が妥当と判定したことを受け、日本オリンピック委員会(JOC)は1日、フェンシングの太田雄貴選手など五輪メダリストらを集め東京都内で抗議の記者会見を開いた。

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先月から、いわゆる「事業仕分け」が行われ、その仕分けの手法やプロセス、そして報道ぶり等、
私自身眉をひそめながら見守ってきましたが、どうやらここにきて、
直接的、間接的に関係する団体や個人などから抗議が相次いでいます。

小団も、この平成21年度に助成を受けてお世話になった、
独立行政法人「日本芸術文化振興会」関連の事業仕分けの件です。

ここに仕分け時の評価コメントが載っている。ぜひ一読してみてください。
こんな事を平気でのたまう奴らが、今の日本の政治を仕切っているのです。
そうさせたのは、この八月の総選挙で大いに民主党を勝たせた我々国民ではあるのですが。

僭越ながら、更にそれに私がコメントを加えればですね、幼稚の一言です。
それに論理が飛躍しすぎている。
おまえら、それで政治の要諦を肝に銘じた政治家かと。

もちろん、政治の運営は、ときの経済状況に大きく影響されるので、
時勢に応じての増減は十分あり得る話ですが、今回の事業仕分けはそういう次元の話ではなく、
予算の「圧倒的圧縮」と「地方自治体での実施」と結論づけているのです。

この独立行政法人からは、前橋男声合唱団のような数十万円単位ではなく、
億単位の助成を受けてようやく経営されている芸術団体が数多くある。
その代表格が、我らが地元の群馬交響楽団に代表されるような地方オーケストラである。

今回の仕分けはまだ最終的な実施が決まったというわけではないのですが、
地方財政も這々の体で、地方オケをかろうじて支えているに過ぎません。
今でさえ財政難にあえいでいる地方オケを、真綿でぐいぐい締め付けるようなものです。

合唱も決して無縁ではないと思っていますが、全日本合唱連盟は何か声明を出すでしょうか。
今後も注目していたいと思います。

さて、上記でリンクを張らしていただいているが、
その評価コメントの中に次のような発言をした者がいるらしい。

『国が補助するというのは知識不足。
 そもそも文 化振興は国の責務か、民間中心で行うか、議論が必要。  』

芸術文化事業が全て民間・・・すなわち商業ベースで展開すべきか議論が必要と言っています。
この者こそ知識不足なのではないでしょうか。
費用対効果という物差しでは、芸術や文化は測れるわけがありません。

とかくに住みにくい人の世を束の間でも住みよくするために、芸術は必要です。
これは、真理です。
古今東西、時の為政者は、必ず芸術に一定の庇護を与えてこれを容認しました。

昨年も、鼻息の荒い大阪府の橋下知事が、在阪のオケをつぶそうとしたことがありましたが、
そういう芸術に教養のない人間が増えてきている気がしてなりません。
だとすれば、実にゆゆしき問題です。

今日の記事の結びに、夏目漱石の「草枕」から、有名な冒頭部分を引用しておきたいと思います。

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 山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。
 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
 住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画(え)ができる。
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらする唯の人である。唯の人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
 越すことならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか寛容(くつろげ)て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするがゆえに尊い。
 住みにくき世から、住みにくき煩いを引き抜いて、難有(ありがた)い世界をまのあたりに写すのが詩である、画である。あるは音楽と彫刻である。

(以下略)



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2009年12月 6日 (日)

創立20周年記念・第5回演奏会を挙行!!(その2) 

このエントリがアップされる頃には、演奏会から一週間を経過しているだろう。

本番の当日は、全くもって目まぐるしく、夢うつつの世界をさまようかのようであった。
眩しく明滅するライティング、高鳴る鼓動と聴衆のあのどよめき、
水を打ったように静まりかえった漆黒の客席の中に、私の歌声が一閃となって響き渡り散じてゆく。

今頃になって、ようやく覚醒しつつある。
いや、冗談ではなく本当の話である。
週明けからは常人のように職場へ出勤し、通常業務をこなしてきて何の支障もないのだが、
ずっとドーパミンが出続けているような感覚に見舞われていたのだ。

その目映いばかりの一日は、未明から静かな戦いが始まっていた。

もちろん、別記したように、それまでの内業的な仕込み作業も重要だが、
現場に臨んで、時間との戦いの中で外業的な勝負事の数々をこなしてゆくこと・・・
場合によっては演奏会の帰趨をも左右するほどの決断を迫られることもしばしばであり、
演奏会担当者としては、本番と並んで最も緊張し、昂揚する場面だ。

山台の設置位置の決定、ピアノや小道具の運用、入退場形式、出演者やお客様の動線、
そして、照明や録音などなど。
実際にやってみなければわからない事の方が遙かに多い。

加えて、現場には何のマニュアルもない。
自らの経験と感覚、そして自ら培ってきただろう判断力や洞察力が頼りである。
当然、演奏会全般を見渡す大局観、そして美的感覚をも要求されるシビアな場面が次から次へと訪れる。

もちろん、最終的には音楽監督たる常任指揮者の判断を仰ぐこととなるが、
それ以前の細事については、演奏会マネージャーが交通整理をしておかねばならぬ。

今回のステージでは、初の試みとして照明をいじることになっていた。
しかも、小曲単位で照明の種類を変えるという単純なものではなく、
曲の小節単位で、しかも照度を一定の変化率で可変させるという演出を施す方針だった。

しかし、当初はホールの照明仕様の全貌が不明で、事前のホール打ち合わせでも当日の調整事項とされ、
照明を細かく操作する場合は、専属の担当者を選任することを要求されていたのだ。
ところが、そこに割ける人材を団として用意していなかった。
そんな中、大きな不安を抱えて当日を迎えることとなったわけだ。

前日までに、指揮者との度重なる打合せを行い、
既に曲の進行に合わせ、小節単位での細かい照明運用が決定しており、団員にも通知済みであった。
とはいえ、その時点でホールの照明に関する情報に乏しい我々。
そんな不利な条件下で、いかにホールの照明担当者に我々の計画通りに操作してもらうか。

だが、ここで僥倖が訪れた。
以前から当日一日限りでの助っ人を打診していた休団中の武井友弘氏から前日に連絡があり、
マネージを手伝ってくれるというのだ!

当日は10時過ぎから照明の仕込みを始める。
武井氏同席のもと、使用するあらゆる照明の種類をステージ上に投影し、大まかな流れを確認する。
ここで、A3大の楽譜を武井氏に手渡し、照明の変化点や可変目標点等々、
打合せ事項を自由に書き込んでもらうことにした。
曲調を想像しながら、様々な修正を加えるにつれて舞台がいろんな色に染まる作業風景は、
なかなか興味深く、我々にとって大きな経験になった。

午後のリハーサルでは、実際に演奏をしながら、武井氏と逐次協議しながら細部を詰める。
その他、些細な部分は武井氏がホール担当者と折衝してくれたようだ。

初めての照明運用・・・そして、文字通り演奏会成功に関して、
功労者の一人に挙げるべき武井氏・・・。
団員一同、心より感謝申し上げる。

(今度は一緒に歌えたらいいね!)

記憶に残るこのめくるめく一日・・・、
朝から突然のハイテンションで始まったが、このマネジメント面の好条件も加わって、
私という容器を徐々に満たしていったのであった。


(続くよ、多分・・・)
 

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2009年12月 2日 (水)

演奏会と自動車社会

先日の第5回演奏会では、お客様の交通手段の過半がマイカーであったが、
特に前橋市民文化会館は駐車場の容量に余裕がなく、現に何人かのお客様から苦情を頂戴している。

同様に、群馬県の音楽ホール(大抵が多目的ホールだが)で演奏を聴く場合、
交通手段が自家用車という場合がほとんどである。

開演前における入庫時は、時間に幅があるため、多少なりともバラけるのでいいのだが、
終演後の出庫時は家路を急ぐ自動車が少ない出口に殺到するので、入庫時より混雑するのは必至だ。
こんな時、一般に、駐車位置から一般道に出るまでの間に、自動車は無数の合流を繰り返すものだ。

しかし、皆同様に家路を急いでいるので、案外自車の前に入られるのを拒んだりするものである。
中には、一定確率で存在する、きびきび運転できない方もドライバーに混じっているから、
そういうクルマの後ろについてしまった時など、イライラはどんどん募ってしまうことだろう。

そんな状況下で、ますます自己中心化した運転者が増えてゆき、
駐車場内は、音楽を聴いた後の余韻を切り裂く、修羅場のような空間と成り果てるのだ。

私はこれが嫌で、演奏会は極力公共交通機関か、離れた場所に自家用車を置いて訪れるようにしている。
東京方面なら、地下鉄もあったりで、こんなつまらぬ思いをする必要はないのに。

生演奏を聴いた後の感動や余韻は、音楽を愛好する気持ちにとってとても大切なもの。
しかし、・・・これを無残にも打ち砕くものは何か。

もしかしたら、気持ちの持ち方次第では、遅々として進まぬ車列の中だからこそ、
音楽を聴いた後の余韻に浸ったり、同乗者と感想を述べあったりできるという考え方もできる。
しかし、最初から、マイカーでの来場によるデメリットが自らの身に降りかかると想定できる方は、
そう多くはないはずだ。
むしろ、ドアツードアといったメリットを強く意識して来場する場合の方が多いのではないか。

あとは、公共交通が身近に存在せず、メリット・デメリットを知悉しながらも、
やむを得ずマイカーを選択している場合だ。

日本一の自動車免許保有率や自動車保有率(いずれも人口当たり)を誇る群馬県。
交通機関分担率もマイカーがダントツである。

公共工事が全国的に減少傾向にある中、群馬県は元気が良い。
平成21年度の道路事業予算は二割も増やして、道路新設や拡幅に鼻息が荒い。

しかし、見よ。
広い道路を通して、過疎地は近傍の都市に飲み込まれ、その地場商店街や医院は姿を消した。
過疎地に残って遠距離通勤するはずだった若者は、いつでも帰れると都市部に居を構えた。
過疎地は、高齢者率も高く、医療にも買い物にも不便し、まさに活力を失いつつあるのだ。

都市部でも、主要交差点での渋滞は、バイパス新設や対策工事によって一時的に収束するが、
誘発された新規の自動車交通や郊外の新たな開発によって、違う交差点が混み始める・・・。
旧中心部は空洞化せざるを得ない。
まさにイタチごっこと悪循環の典型である。

道路を造れば短期的には効果があるが、長期的には公共交通は第一線から退場せざるを得ない。
群馬県の道路事業への力の入れようは、公共交通を殺しにかかっていると言ってもいいくらいだ。
道路が多ければ多いほど良いという時代はとうに過ぎ去っている。

これからの高齢化社会そして、変わらぬ自動車社会。

そのなれの果て・・・それが音楽の荒廃、文化の衰退でないことを切に祈る。


 

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2009年11月29日 (日)

創立20周年記念・第5回演奏会を挙行!!(その1)

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 2009年 11月28日(土)18時より、前橋市民文化会館において、
前橋男声合唱団による創立20周年記念・第5回演奏会が開かれた。
開演後の18時半より途中20分間の休憩を挟み、3部構 成、合計16曲が繰り広げられた。

まずは、大過なく無事演奏会を終えられたこと、
ご来場いただいた多数のお客様に対して、この場を借りて心より御礼申し上げます。

また、演奏会を 陰に日向に支えてくれた家族や沢山の支援者諸兄をはじめ、
香川県や愛知県、京浜方面など遠方より駆けつけてくださった同じ合唱を志す友人達、
そして何より粘り強 く指導してくださった中曽根先生、上原先生、
我が儘なステージ運営を快く引き受けて下さった前橋市民文化会館事務局、
受付やマネジメントを手伝って下さった現場スタッフのみなさん、
本当にありがとうございまし た。

我々がこうして合唱を続けていられるのは、
全くもってこのような人々のおかげであるということを、強く感じた一日でありました。

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(続く)


 

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2009年11月27日 (金)

いよいよ明日!

先日も演奏会マネジメントが山場を迎えていると書いた。
特に演奏会パンフレットは多大な仕事量である。

下原稿は、担当のきーちゃんが大枠を作り上げていてくれたので、
この連休中、全精力(?)を傾け、ほぼぶっ通しでイラレで体裁を整える。
覚醒しすぎて、眠れない・・・連休の夜。いろんな文字が頭の視床下部を駆け抜けてゆく。
そんで、24日未明にジャーナル印刷(株)に発注。

いやぁ、もっと早く準備を始めればいいものを、
せっぱ詰まらないと始められないという、生来の悪癖。
確かに、やり始めれば止まらずに一気にゴールも出来ようが、
何か問題が発生すれば、大きく頓挫するというリスクを背負い込んでいる。

やっぱ、こういう性格ってやつは、自分の生き方に投影されるよね。
そういや、こうやって今まで生きてきている。
石橋を叩いて渡ったことはほとんどないもの。
しかも、なぜか、そういう部署への配属が多かったよなぁ。

演奏会会計の管理から、著作権の手続きや演奏会当日の小道具や立て看板の準備、
花束の注文や夕食、打ち上げ会場の手配、人数の集計。
スタッフへの謝礼の準備、アンケート用紙の作成とコピー。アナウンス原稿の送付。
照明の段取り・・・
いずれも準備を終え、静かな高揚感に浸っている。

そんな夜も更けてゆく。

  

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2009年11月21日 (土)

2009年11月14日(土)通常練習

演奏会本番まであと二週間。
残り練習も今回を含めあと2回を残すのみとなる。
団員数がここに来て過去最大タイの25人に達し、この日の最終出席者は24人と準完全。

だが、ここで思わぬハプニングが。
上原先生の子供さんがインフル罹患とのことで、大事を取って急遽お休みということに。
もちろん、子供さんの為であるが、言うまでもなく、二義的には我々団員の事を慮ってのことだ。

ということは、練習計画の大幅変更が必要であり、
結果、ピアノ曲の練習は次回の最終練習に回すこととして、
この日にア・カペラ曲を大胆にも仕上げることとしたのだった。

■場所 群馬県生涯学習センター(音楽スタジオ)

■出席人数24名(T1:5 T2:6 B1:6 B2:7) 出席率96%

■練習内容

 錚々たるア・カペラ曲を一曲一曲精査してゆく。
 もちろん、我々の実力上、技術的に拙い部分など、粗探しし出せばきりがない。

 だが、特に技術的鍛錬が徐々にだが成果を発揮し始めているからこそ、
 指揮者のムチも入ろうというものだ。

 中曽根指揮者の合唱の作り方の傾向からして、
 パート単位で技術的に乗り越えられないだろう事項には、敢えて指摘をしていない事が多い。

 それよりも、レベルを引き上げ易いパートや要素から手を付け、
 これに対する他のパートの動向を待ち、その反応を見ながら以下同様に斬り込んでゆく・・・、
 そういう手法をとっていると言えると思う。

 だから、特に小団の練習においては、
 「指摘を何もされない」イコール「できている」と受け取るのは早計なのである。
 中でも、押し迫った最近の練習で、今更「音取りの不十分さ」や「ピッチの狂い」の指摘など、
 こういった卑近の事例には指揮者はいちいち言及せず、パートまたは個人の自律に期待する旨、
 練習中発する言葉の端々に上せているはずだ。

 そういう基本的な事項を指揮者が指摘すればするほど、パートや団員は凹んでしまい、
 それが演奏機会の直前になれば直前になるほど、団員が指摘に反応し跳ね返す力を失って、
 団全体のモチベーション自体が低下してゆく傾向が、前橋男声では強いので、
 指揮者の方も、全体の雰囲気維持を優先して、意図的に指摘を忌避しているのだ。

 まぁ、キツイ練習が未経験という免疫のない方には随分驚かれるだろう。
 それをストレスとして受け取ってしまいがちな団員は少なくなく、
 そういう時は、団としてパートとしてフォローが必要なのかも知れない。
 
 それでも、注意されているパートが何も足を引っ張っているわけではない。
 何度も指摘され、繰り返し歌わせられているパートこそ、曲の成否を握っているのであり、
 萎縮などせず、もっと伸び伸びと自分を表現して然るべきなのだ。

 逆説的だが、指揮者から、実力を認められた証しでもある・・とも言えるだろう。

 そんな、もう少々で一皮むけそうな一曲が難関の「石家荘にて」。

 「20周年記念ステージ」の中では、7曲ほどのア・カペラ曲を披露するが、
 その要の四曲目として歌う一曲。
 しかも、唯一のタダタケでもあり、指揮者の意気込みは団員一同十分に理解しているだろう。

 冒頭のパートソロを奏でるBassが当然、槍玉の第一番。
 続く次発のBaritoneもBassとの呼吸や音色が合わず、苦心している。

 Bass系の三度の重なりが全体を急き立てると、加わったTenorが曲を牽引してゆく。
 ここから、曲が高みへと突き進んでゆくが、小団の場合は、馬力がまだまだ足りず、
 機関車が明らかに失速しているのが見て取れる。

 そしてようやく、曲は頂点を形作るが、その勾配や絶対的高度は低いものに過ぎない。
 仮に、そこそこの高度の頂点をマークしても、走る車中から重い荷物を外に放り捨てて、
 ようやく勝ち得たという、重厚感に乏しい出来に成り下がりがちである。

 きっとこの時点で、その這々の体というか、疲労困憊さは、
 更に針の穴を通すほどの集中力をもって臨まねばならない後半部から結びにかけて、
 余裕をもって歌い通せるかも知れないという予感を、聴き手から根こそぎ奪い去ることだろう。

 ミサのようなポリフォニックな曲の歌唱経験に乏しい小団メンバーにとって、
 こういうフーガ的技巧には確かに弱く、しかも長い波動を持つこの曲に対して、
 満を持する行動とか、耐えに耐えてブレーキを踏み続けるという我慢も利かないというのが現状である。

 しかし、後半部を中心に、ここに来て技術的な萌芽が著しい。
 ただし、頭から通しで歌った場合は確率が低いので、これが一気呵成に歌えれば良いのだが。
 多かれ少なかれ、その手応えは、メンバー各自が時間内に感じているとおりだ。

 一般に想像されるように、長いトンネルを抜け出て、燦々と降り注ぐ陽射しを浴びる喜びを味わう・・・、
 そんな屈託のない無根拠な夢想に、練習の停滞期に我々は支配されがちであるが、
 こういう閉塞感というものが明らかに除去され、スッキリと心に晴れ間が訪れるのは、
 この曲を歌い終えて、ずっとずっと時間の経った頃、ある日突然の事なのだろうと、
 そんな悟ったようなことを思い浮かべている今日この頃である。

■連絡事項

 (指揮者より)
  ・次回は最終練習。

 (事務局より)
  ・次回練習は11月21日(場所は前橋中央公民館に転ずるので間違えないように)
 

  

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2009年11月17日 (火)

ホールとの打合せ

11月14日(土)。この日は夕方から通常練習を控えていたが、
演奏会を控えて、マネジメント作業は今が山場。
午後2時より演奏会会場である「前橋市民文化会館」スタッフと、担当者打合せを行った。

打合せのための重要資料として、事前に演奏会のタイムテーブルを作成。

当日のステージ上の動きや照明の状況等、演奏会の流れが詳細に記してある。
加えて、団員の行動だけでなく、主要スタッフや指揮者・ピアニストの動向を、時系列に追跡し表記。
これをホール側に示し了解を得れば、ほぼ打合せは済んだようなものだ。

今回の問題は、演奏記録と照明。

前回ホール使用時(10年前)には、録音媒体はカセットテープとDATだけであったが、
今回は何とCD-Rでの録音が可能となり、ハードディスクでのバックアップも可能という。
当初は団員所有の設備を持ち込んでの録音を考えていたが、これで録音の問題はほぼ解消である。

次は照明だが、今までの4回の自前演奏会のほか、あらゆる演奏機会において、
照明の明滅以外に照明をいじったことは皆無の小団にとって、なかなかの難物である。

実は第三ステージで、わずかであるが、照明に演出を加える予定だ。

しかし、頭の中で考えていても、いざそれを現場で行えるかどうかは、
そのホールで照明施設が整っているかどうかや、技術的な都合で未知数な点が多い。

この日も打合せの中で、反響板が木目調であることが発覚。
当初はこの反響板に効果的な照明を照射しての演出を考えていたが、あえなく断念。
他の照射方法に変更、または再考することとなってしまった。

まぁ、全てがうまくゆかぬ仕込み作業であるが、
演奏会マネジメントとしては、ひじょうに楽しみ所である。

「段取り八分」という言葉があるが、マネージャーとして、その八分を満たせるよう、
もう少々悪あがきをしながら、遊びたい。(暗譜もしなくちゃだし・・・泣)

それが済んだら、肝を据えて当日の現場勝負である!


 
  

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2009年11月 8日 (日)

2009年11月7日(土)通常練習

今回は、見学者がお見えになった。
結果は、なんと入団ということに!
最終段であらためて触れたいと思う。

■場所 群馬県生涯学習センター(音楽スタジオ)

■出席人数22名(T1:2 T2:6 B1:6 B2:8) 出席率92%

■練習内容

091107_1


 「チャイコフスキー歌曲集」

  残されたあと三回の通常練習の中で、当然ながらピアノ曲の比重は大きい。
  なかでも、この”チャイコ”は、十分な準備のもと練習に取り組んできたが、
  初めて挑むロシア語という壁といまだ格闘中というのが本音である。

  これを完全に屈服させることは、おそらくできないだろう。
  しかし、ロシア語をマスターする必要などないのである。
  この期に及んで、我々には全てに優先して取り組むべき事項がある。

  それは、命とも言うべき音楽性を曲に吹き込むことだ。

  原詩のの日本語訳については既に全団員に配付済みであるが、
  元々、妙な先入観を排除するために、音取り開始間もなくの配付は避けてきた。

  それが、今更ながらではあるが、団員の中に感情の起伏を生じせしめ、
  元々口ずさんできた片言のロシア語歌詩と結びつき、有機的な何かを生み出そうとしている。

  喜怒哀楽といった、人間にとっての自然の感情・・・。
  それを子供のように素直に表現しても良いが、
  敢えて過大な感情表現を避けることで、その深遠さを表現しようと企図することは、
  芸術においてはイロハのイであろう。

  しかし、その辺は程度の問題だろう。
  チャイコフスキーとモーツァルトでは、さじ加減が違ってくるはずだ。

  そして、指揮者との会話、ピアノとの会話、他パートとの会話、ソリストとの会話・・・
  曲中にその有機性のネットワークを広げるには、まだまだ余地が多過ぎると感じざるを得ない。
  みんな、まだまだ自分だけに精一杯で、
  指揮者、ピアノ、ソリストからの問いかけに、合唱側はまだまだ無頓着だからだ。

  普段と微妙に異なる指揮から、それを感じ取り、いかに的確に表現するか。
  大袈裟に言えば、逆に、ソリストを歌わせてしまおうとするくらいに。
  時には、指揮者やピアニストを慌てさせてしまうような”熱”と言ったら良いかも!

  それでも、パート間の対話は、ぼつぼつ声を上げるパートが出てきて、
  これに呼応する形で他パートにも波紋が広がり、音楽に動きが生じてきている。
  今日はトップが、欠員を引きずりながらも、その該当パートとしてスピントしたのを認めた。
  これを聴けただけでも、今日は練習に来た甲斐があったというものである。

■連絡事項

 (指揮者より)
  ・次回も上原先生との合わせ。(ただし短縮版:19時半〜20時半)

 (事務局より)
  ・ふじなみ・コーラスとのジョイントコンサート日程決定のお知らせ
  ・次回練習にミュージカルステージの服装を用意すること
  ・過去の練習日誌に目を通しておくこと。
  ・次回練習は11月14日(場所は生涯学習センター音楽スタジオ)

■特記事項

  冒頭で述べたように、本日練習見学においでになった大友俊明さんが、即日入団された。
  先月の前田さんに続き、二ヶ月連続の入団に団員一同歓喜した。

  詳細は、本家ホームページ・ニュース欄で詳報することとしたい。

  【下の画像は大友さんから入団宣言が飛び出して、欣喜雀躍する団員達。
   ちなみに、遠景でお辞儀をしているのが大友さん】

091107_2


  
  

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